バイクを処分する際に必ずやっておかなければならないのが、廃車手続きです。廃車手続きを行ってナンバープレートを返還しなければなりません。処分するバイクにナンバープレートがついたままでは一部を除いてどこも引き取ってくれないので、必ず行っておきましょう。

廃車手続きは3月末までに行わなければ乗らないバイクのために税金を支払うことになってしまいます。処分したいバイクがある場合は計画的に行いましょう。

 

126cc以上250cc以下のバイクと、251cc以上のバイクで廃車手続きの方法が違います。

 

126cc以上250cc以下のバイクの場合の廃車手続きに必要なものは、以下の通りです。

・軽自動車届出済証返納証明書交付請求書
・軽自動車届出済証返納届出書
・ナンバープレート
・車検証
・印鑑

 

軽自動車届出済証返納証明書交付請求書は、一時的に乗らなくなった場合や中古で売る場合に必要です。一方の軽自動車届出済証返納届出書は、バイクが破損して処分する場合や解体して部品を売る際に必要です。

 

251cc以上のバイクの場合の廃車手続きに必要なものは、以下の通りです。

・車検証
・ナンバープレート
・軽自動車税申告書
・標識交付証明書
・抹消登録申請書
・手数料納付書
・印鑑

 

手数料納付書を提出する際に手数料印紙を貼り付ける必要性があるため、印紙代として350円が必要です。

 

バイク買取業者では廃車手続きを代行しています。様々な書類が必要になるため、バイクを売ることを検討している場合は買取業者に代行してもらうといいでしょう。

バイクを処分するには、「バイク買取専門業者に売る」「廃棄二輪車取扱店に持ち込む」「自動車リサイクル促進センター・指定引取場所に持ち込む」「不用品回収業者に依頼する」4つの処分方法があります。

処分するとはいえ、まだまだ乗れるバイクであれば、バイク買取専門業者に持っていくことで買い取ってくれる可能性があります。

 

専門業者であればバイクの買取に関して専門的な知識を持っている人が対応してくれるため、安心して相談することができるでしょう。また、バイク買取専門業者では、廃車手続きも代行してくれるのが最大のポイントです。

 

平日に時間を取る暇がない人も、専門業者ならスムーズに買い取ってくれます。様々な専門業者が存在するので、ネットや電話で複数の専門業者に査定を依頼して、高く買い取ってもらうのがポイントです。

二輪車リサイクルシステムを運用する自動車リサイクル促進センターでは、対象車両の廃棄時に処理費用を徴収することなく再資源化しています。

 

全国に約170ヶ所ある指定引取場所があるため、その場所に持っていけばリサイクル料金をかけずに処分できます。

 

しかし、対象車両になっていないバイクは引き取ってくれないので、処分するバイクが対象車両になっているかホームページを確認しましょう。

もしも二輪車リサイクルシステムの指定引取場所にバイクが運搬できない、もしくは回収してくれないバイクだった場合は、廃棄二輪車取扱店に相談しましょう。どこに廃棄二輪車取扱店があるのか分からない場合は、一般社団法人全国軽自動車協会連合会のサイト内で廃棄二輪車取扱店の情報が掲載されています。最寄りの廃棄二輪車取扱店に運搬を依頼しましょう。

 

ただし、廃車手続きや廃車処理に関する実費支払いが必要です。あらかじめ費用を確認しておくといいでしょう。

バイクの回収を不用品回収業者に依頼して処分する方法があります。

 

不用品回収業者に依頼すれば、自宅まで回収しに来てくれる上に他に処分するものがあればまとめて回収してもらえるのが大きなメリットです。他の処分方法よりも時間をかけることなく処分できるので、すぐに処分してほしい人におすすめです。

 

ただ、中には不当で強引な業者も存在するので注意しましょう。最初に驚くほど安い見積もり価格を提示し、不用品を積み込んだ後に勝手にオプションを追加して高額な費用を請求したり、払えなければその場に置いて立ち去ったりといった不当な手口が横行しています。

 

安さに惑わされずに、必ず正式な見積書を提示されてから契約しましょう。

バイクの処分は排気量によって違うため、その分廃車手続きに必要なものも違います。手続きは平日にしか行えないので面倒に感じるかもしれませんが、3月末までに処分しないと乗らないバイクのために税金を支払うことになってしまうので注意しましょう。

 

中には廃車手続きを代行してくれるバイク買取専門業者がいるため、廃車手続きを行う時間がない時はバイク買取専門業者に依頼するのがおすすめです。

 

廃車手続きは済ませたけど、処分に割く時間がない時は不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。