空き家になって3年。ようやく始まった実家じまいの事例
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大阪市内の住宅街。昭和の面影を色濃く残す長屋が並ぶ路地の一角に、今回の現場はありました。
木造平屋の小さな住まい。そこは、ご依頼者様が幼少期を過ごし、ご両親が長年大切に守ってきた家です。
お父様が亡くなり、お母様の一人暮らしを経て、現在は遠方に住む娘様のもとへ引越されてから約3年。 家族を見守る役割を終え、空き家として静かに時を刻んでいました。
今回ご紹介するのは、関西クリーンサービスが実際にお手伝いした実家じまいの事例です。 単なるモノの処分ではない、「心の荷下ろし」ともいえるその作業の様子をレポートします。
| 現場データ | |
| 地域 | 大阪市 |
| 建物 | 木造平屋長屋 |
| 間取り | 4K |
| 空き家期間 | 3年 |
| 家財累積年数 | 約40年 |
目次
「家族に迷惑をかけたくない」母の決断

依頼主である娘様にとって、実家の片付けは以前から気がかりだったそうです。お母様が引っ越した時点で、いずれ整理しなければならないことは分かっていました。
けれども、話は簡単には進みませんでした。
長年生活を営んできた家には、祖父母との記憶や子育ての日々など、お母様の「人生そのもの」が詰まっています。
実家じまいを考える際、多くのご家庭で壁になるのは物の量ではありません。「まだそのままにしておきたい」「いつか自分で整理したい」という親世代の気持ちです。
今回も同じでした。娘様も無理に話を進めることはしなかったそうです。
それから約3年。最近になって、お母様はこんな言葉を口にするようになりました。
「片付けないと家族に迷惑がかかる」
「自分のこれからを考えると整理しておかないといけない」
その言葉を聞いた時、ご依頼者様はこう思ったそうです。
「母が納得したのなら、今がその時なのかもしれない」
空き家になってから3年。ようやく実家じまいが動き出した瞬間でした。
電気の切れた台所から始まった片付け作業

作業当日。玄関を開けると、そこには長年の暮らしの痕跡がそのまま残されていました。
まずは玄関にいちばん近い台所から作業を開始します。電球が切れて室内は薄暗い状態です。
食器棚に並ぶ家族の食器、鍋や調理器具、調味料の瓶や缶、冷蔵庫の中も当時のまま残されています。

長屋特有の限られた動線の中、スタッフは慎重に仕分けと搬出を進めていきました。

和室では、別のスタッフが布団、衣類、日用品、新聞紙や本を、ゴミ袋に詰めては運び出すという地道な作業を繰り返します。

しかし、実家整理で見つかるのは不要な物ばかりではありません。
写真、アルバム、手紙、貴重品など、思い出の品は一つひとつ丁寧に分別し、ご依頼者様に確認していただきました。

担当スタッフ 亀澤
私たちはただゴミを運び出しているわけではありません。長年の荷物があるということは、それだけご家族の歴史が詰まっているということ。スタッフ一同、ゴミ袋一つにも、お客様の思い出が宿っているという意識を持って、丁寧に仕分けを行っています
何気ない埃も、母の愛情
作業中、和室のござをめくった瞬間に白い粉が舞い上がりました。

驚くスタッフに、ご依頼者様が懐かしそうに話してくださいました。
「私、小さい頃にアレルギーみたいな症状があって……。母が心配して、殺虫剤とか虫よけの粉を撒いてくれていたんです。きっとその時の名残ですね」
担当スタッフ 亀澤
何十年も前の記憶ですが、家は覚えていたんですね。白い粉一つとっても、当時はお子様を守るためのお母様の愛情そのもの。だからこそ、私たちは機械的に処理するのではなく、その背景にある家族の物語を尊重しながら作業することを大切にしています
家財整理は、単なる「物の処分」ではなく、「家族の歴史を紐解く作業」なのだと、改めて実感した瞬間でした。
40年分の家財道具から発見したリカちゃん人形
作業はいちばん奥にある小さな和室へと進みました。そこは、昔から家族が使わなくなった物を入れていた「記憶のアーカイブ」 でした。

「何年分くらいの荷物があるのでしょうか」
スタッフが尋ねると、
「私が住んでいた頃より前のものもあるので、40年分くらいあるかもしれません」
とのこと。
部屋いっぱいに積み上げられていたのは、本や衣類、ビデオテープ、ぬいぐるみや雑貨類が入った衣装ケースでした。
そんな中から、スタッフがあるものを見つけ出しました。

「あー! リカちゃん人形!!」
「もうなくなったと思っていました」
ご依頼者様の驚きの声が響きました。 さらに周囲からはリカちゃんハウスや関連アイテムも見つかりました。
実家整理の現場では、古いおもちゃが見つかることは少なくありません。「リカちゃん人形」はその代表格です。特に古いリカちゃん人形は年代によってコレクター需要があり、価値が付く場合もあります。
今回のお品物も査定のうえ、その場でお買取りさせていただきました。
担当スタッフ 亀澤
もうなくなったと思っていた思い出が見つかりお客様が笑顔になるときは、この仕事をしていて本当に良かったと思える瞬間ですね
空っぽになった家は「寂しいけれど、スッキリ」
大型家具を搬出し、押し入れを整理し、屋根裏の荷物も運び出すスタッフ。

朝から続いた作業が終わる頃には、家の中はほぼ空になっていました。

そこにあったのはゴミではなく、かつて家族が笑い合い、暮らしていた「歴史」でした。
写真、小学校の成績表、家族旅行のお土産……。これらは一旦ご依頼者様にお返しし、ゆっくりと確認していただくことになりました。
作業後、ご依頼者様はこう話してくださいました。
「始まるまでは本当に不安だったけれど、終わってみたらお願いしてよかった。寂しいけど、スッキリした気持ちの方が強いかな」
3年間、持ち続けていた心の重荷が、ようやく軽くなった瞬間でした。
担当スタッフ 亀澤
お客様の言葉には重みがありました。空き家になってから3年。片付けなければならないと思いながらも、簡単には決断できなかった時間。お母様の気持ちを尊重しながら待ち続けた時間。その積み重ねがあったからこその言葉だったように感じます
実家じまい・空き家整理の作業概要

今回の実家じまい・空き家整理の作業概要は以下の通りです。
| 作業地域 | 大阪市 |
| 建物 | 木造平屋長屋 |
| 作業内容 | 実家じまい・空き家整理 |
| 作業人数 | 6名 |
| 作業時間 | 1日 |
| 回収品目 | 家具・家電・衣類・生活用品など家財道具一式 |
| 買取品 | リカちゃん人形・リカちゃんハウスほか |
担当スタッフ 亀澤
「早くやらなきゃ」と焦るのに動けない…と、自分を責めないでくださいね。それは怠慢ではなく、ご家族やご実家を大切に思うからこそ。決断が重いのは当然です。そんな時は、どうぞ私たちプロに「心の荷物」も一緒に持たせてください。
\ まずは「今の気持ち」をお聞かせください /
実家じまいに正解はありません。まだ片付けるか決まっていなくても、ご相談だけでも大丈夫です。 関西クリーンサービスが、ご家族それぞれの想いに寄り添い、実家じまいの第一歩をお手伝いします。
実家じまいで整理されるのは、家だけではない

近年、実家じまいや空き家整理は多くの家庭が直面する課題となっています。管理の負担、将来への不安、親との話し合い。
そこには物理的な問題だけでなく、精神的な負担もあります。
今回のご依頼者様も、本当に難しかったのは荷物の量ではなく、家族それぞれが気持ちの整理をすることだったのではないでしょうか。
お母様自身が納得して決断すること。そのために必要な時間は人それぞれ違います。
実家じまいとは、家族の歴史を捨てることではありません。大切な思い出を整理し、未来へ進むための節目です。私たち関西クリーンサービスは、家を片付けるだけでなく、ご家族の「心の荷下ろし」をお手伝いできる存在でありたいと考えています。
この日、空っぽになった家には不思議な静けさがありました。けれどそこには、失われたものだけではなく、新しい一歩を踏み出したご家族の時間も確かに残されていたのです。
大阪・京都・奈良で実家じまい・空き家整理にお悩みの方へ

今回のような実家じまいのご相談では、
「何から始めればいいかわからない」
「親が片付けに前向きではない」
「遠方に住んでいて立ち会いが難しい」
といったお悩みを多くいただきます。
さらに「家の中を片付けた後、この家をどうするか」 という悩みも決して小さな問題ではありません。
関西クリーンサービスでは、不用品や家財の整理だけでなく、空き家の売却や不動産買取のご相談にも対応しています。片付けから不動産売却・買取まで自社でワンストップ対応できるため、 複数の会社へ依頼する手間や負担を軽減できます。
もし今、ご実家の片付けでお悩みであれば、
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「何から始めればいいかわからない」
そんな段階でも構いません。
ご家族それぞれの想いに寄り添いながら、実家じまいの第一歩をお手伝いいたします。
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