
近年、遺品整理業者や遺品整理サービスを行う便利屋や買取業者などが増加傾向にあるのをご存知でしょうか。
新たにビジネスを始めたり、これまでの業務にプラスして新たに遺品整理業も始めたケースも少なくありません。
今回の記事では、高まる遺品整理業者の需要増加の理由についてご紹介させていただきます。
家族の形の変化や高齢化で増える遺品整理業者
なぜ遺品整理業者が増加し、新たに参入する業者も増えているのかといえば、さらなる需要が見込め、ビジネスチャンスを見出しているためです。
今後の需要が見込めると判断する背景には、日本の核家族化や高齢化の影響があります。
高齢人口が労働者人口をしのぐ勢いで増加し、寿命の延びで医療や介護の問題が大きく取りざたされる一方で、終活ビジネスや死後の整理ビジネスにも注目が集まっています。
高齢者が増えるということは、いつかは亡くなるわけで、遺品整理が必要になる人が増えることを意味しているのです。
遺品整理ができる家族がいない
高齢者が増え、亡くなる人も増えるから遺品整理サービスが必要とされるという単純な理由ではなく、遺品整理サービスへのニーズ増大が見込まれる背景には、我が国の家族の形の変化も影響しています。
かつては家族も多く、人が亡くなれば家族や親戚総出で遺品整理を行ったり、親しい人たちで形見分けや財産の承継をしたものでした。
ですが、今は家族の数も少なくなり、親戚との関係も希薄化するケースもあるほか、お互いが遠方に住み忙しくて遺品整理などしてられない事情もあります。
亡くなった故人の家族が高齢の家族だけであるなど、自分一人ではどうしていいか分からず、遺品整理を代行してくれる業者の存在に助けられるのです。
安心の業者に依頼しよう
遺品整理業者の数が増えれば、それだけ業者間のサービスや質に差も出てきます。
サービスを始めた目的や規模、人材のクオリティーやサービス内容、経験や実績など違いが出ます。
やはり、お願いするなら信頼のおける経験豊富な業者に依頼するのがベストでしょう。
特に近年は遺品整理士という認定資格を持ったスタッフがいる安心して任せられる遺品整理サービス業者も登場しています。
遺族の気持ちに寄り添い、大切なもの、残しておくべきものと、供養して処分してもいいものをしっかり整理してくれる業者を選びたいものです。
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