Column

ライフスタイルに合わせた和室から洋室へのリフォーム

和室から子ども部屋など用途を変えるリフォーム

昨今の新築住宅では、すべてのお部屋をフローリングの洋室にするケースも増えていますが、一方で日本人なら和室が必要と畳のお部屋を造る方も多くいます。また、相続した築年数の経った家や中古住宅などを手に入れた際にも畳の部屋がある場合が多いです。

 

畳の和室はゴロゴロと寝そべったり、冬にコタツを置いて一家団らんしたり、その時その時で色々な使い方をできるのが良いところですが、一方で、ライフスタイルやニーズの変化に伴い、和室より洋室の方が使い勝手が良い、足腰が弱くなり畳の生活に不自由を感じるようになったという意見があるのも事実です。

 

 

子どもが大きくなって子ども部屋が欲しいといっているけれど、和室では嫌だといっているとか、ピアノを習うのにピアノを置きたいけれど畳の部屋しか空きがなく、置くことができない、そんなケースも。新築で和室を設けたけれどちょうどいい使い道がなく物置になっていると、和室より洋室の方が良くなったという声も少なくありません。

 

そんな時に、意外と簡単にできる和室から洋室へのリフォームは、数あるリフォームの事例の中でも大変多い事例です。畳というのはもともとがずっと使い続けるものではなく、経年劣化に応じて表替えや張替え、新しい畳へと交換する仕組みになっています。そのため、畳は簡単に取り外すことができるのです。

 

畳を取り外すと板の下床が出てきますが、畳の厚みの分だけ廊下や部屋の入口より低くなっています。畳からフローリングへの変更だけならその段差を埋めて、フローリングやクッションフロア、タイルカーペットなど希望のスタイルに仕上げればいいだけです。

 

でも畳がフローリングに変わっただけではまだ洋室の使い勝手や雰囲気に変わったとは言えません。和室から洋室へのリフォームには他にも、押し入をクローゼットに変えるリフォームや、襖や障子を間仕切り壁で仕切り扉を設置するリフォーム、砂壁をクロス張りにするリフォームなどがあります。

 

予算やその部屋を利用する人の希望、用途に合わせて、洋室化するのが良いでしょう。

 

自分の将来や高齢の家族のためのバリアフリー化による和室から洋室へのリフォーム

 

高齢化が進む中、自分の将来の事であったり、高齢の家族の為であったりバリアフリー化のリフォームを検討される方も増えています。しかしバリアフリー化と一言で言っても、どのようにリフォームすると良いのでしょうか。

 

高齢の方にとっては和室の方が落ち着くのでは?

 

その考え方はもっともですが、生活の場として身体的な負担がないかどうかと考えると、必ずしも和室が良いとは言い切れません。

 

分かりやすい例を挙げると、もしも介護が必要になったときにゆくゆくは車いすが必要になる可能性もあります。他人事と思うかもしれませんが、超高齢社会の日本では決してそうではないのです。年齢を重ねて足腰が弱り、自分で歩くことが難しくなる。そんなことが他人ごとではなくなっているのが現実です。

 

そうなると、畳の和室では車いすの生活が難しくなり、丈夫なフローリングと段差のない通路も求めるようになるでしょう。また、布団からの寝起きや移動が負担になれば介護ベッドを使用することも予想されます。畳の部屋に介護ベッドを置くことは決して悪くはありませんが、食事や排せつの介助をするとなると、畳よりもフローリングの方が介助する側の掃除の負担を少なくすることができます。

 

実際に畳に座ることや布団での寝起きが大変な方は昔に比べて増えていて、バリアフリー化を検討するのであれば和室から洋室へのリフォームは有効と言えます。

 

売却や賃貸に出すための需要に合った和室から洋室へのリフォーム

 

 

住み替えや住んでいた方が亡くなるなどして空き家になった住宅を売却する、もしくは誰かに貸したい場合、和室ばかりの住宅は思うように買い手がつかないこともあります。

 

最近は中古住宅のリフォームやリノベーションも人気がありますが、売りに出してもなかなか売れないケースや借主によるリフォームが制限される賃貸に出す場合には、現代のライフスタイルに合わせて和室を洋室にリフォームしてから売却や賃貸に出すと買い手や借り手が見つかりやすくなります。マンションなら隣り合っていた和室と洋室やリビングをつなげて、開放的なリビングにするなど、リフォーム次第ですぐに買い手や借り手がつくものです。

 

今の時代のライフスタイルを踏まえながら、どんな部屋にすればいいか検討してみましょう。