目次
- ゴミ屋敷の遺品整理を進める2つの方法
- 方法①:家族(相続人)で片付ける
- 方法②:専門業者に依頼する
- ゴミ屋敷の遺品整理を家族で片付ける際の注意点
- 注意点①:まずは害虫駆除を行う
- 注意点②:電気・水道が使えるか確認する
- 注意点③:自治体のゴミ捨てルールを確認しておく
- 注意点④:捨ててはいけないものを確認する
- 注意点⑤:処分に迷ったら「保留」する
- 注意点⑥:孤独死のゴミ屋敷は専門業者に任せる
- ゴミ屋敷の遺品整理を依頼する業者選びのポイント
- ポイント①:3社以上から見積もりを取る
- ポイント②:買取サービスに対応している
- ポイント③:ゴミ屋敷清掃・遺品整理それぞれの実績が豊富
- ゴミ屋敷・遺品整理は関西クリーンサービスにお任せ!
- 遺品整理の作業事例
- まとめ

高齢化や単身世帯の増加により、誰にも気づかれずに亡くなり、遺品がそのまま放置されてしまうケースが増えています。中には、部屋が大量のゴミや物で埋もれた「ゴミ屋敷」と化していることも少なくありません。
こうした状態では、通常の遺品整理よりも多くの手間や時間がかかります。
この記事では、ゴミ屋敷状態の住居での遺品整理の進め方について、家族で対応する方法と専門業者に依頼する方法を解説します。また、作業の注意点や、業者選びのポイントもあわせてご紹介します。
「家族の家がゴミ屋敷になっている」など遺品整理の不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
ゴミ屋敷の遺品整理を進める2つの方法
ゴミ屋敷の遺品整理を行うには、大きく分けて「家族で片付ける」か「専門業者に依頼する」かの2通りの方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の状況や現場の状態を踏まえて、最適な方法を選ぶことが大切です。
方法①:家族(相続人)で片付ける
メリット | デメリット |
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家族や相続人で遺品整理を行う場合、費用を抑えられることが大きなメリットです。遺品整理を自分たちで行うことは、故人との思い出を振り返る機会にもなります。
しかし、ゴミ屋敷状態では大量のゴミを可燃・不燃・資源ゴミなどに分別して処分するには大変な手間がかかります。また、遺品やゴミの中に相続手続きに必要な書類や貴重品が紛れていることもあるため、慎重な作業が求められます。
さらに、ゴミ屋敷は衛生状態が悪く、カビや害虫が発生していることが多いです。その場合は、防護マスクや手袋などを用意して作業を行うことをおすすめします。
このように、肉体的・精神的な負担も大きくなりやすいため、途中から専門業者に頼るのも選択肢のひとつです。
方法②:専門業者に依頼する
メリット | デメリット |
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ゴミ屋敷の遺品整理は、豊富な知識と経験のある専門業者に依頼すれば、短期間で安全かつ効率的に片付けが進みます。
遺品整理の専門スタッフは捨ててはいけない遺品の種類も熟知していますので、残すものと不用品を適切に仕分けてくれます。
また、遺品の仕分けや処分だけでなく、供養や買取サービスを行っている業者もあり、処分に悩む遺品も安心して任せられます。
さらに、除菌や害虫駆除、ハウスクリーニングなどもトータルで対応する業者なら、遺族の負担を大幅に軽減できるでしょう。
しかし、ゴミ屋敷の片付けや遺品整理を業者に依頼した場合、料金は一般的に10万円を超えることが多く、状況によっては数十万円~100万円と高額になるケースもあります。
料金やサービスは業者によって大きく異なるため、信頼できる業者を見極めることが重要です。
ゴミ屋敷の遺品整理を家族で片付ける際の注意点

家族だけでゴミ屋敷の遺品整理を行う場合、作業を効率的かつ安全に進めるためには、以下の6つの点に注意しましょう。
注意点①:まずは害虫駆除を行う
ゴミ屋敷の遺品整理を家族で行う場合、まずは害虫駆除を行う必要があります。
ゴミ屋敷では、ハエ・ウジ虫・ゴキブリといった害虫が繁殖しているケースが多く見られます。作業中のストレスや健康被害を軽減するために、燻煙剤や殺虫スプレーなどを使い、事前に害虫駆除を行うことをおすすめします。
しかし、ゴミ屋敷の害虫はゴミの隙間や家具の裏などに潜んでおり、完全に駆除しきれないこともあります。ベイト剤(毒餌)なども用いて、害虫が好む生ゴミ類は優先的に処分しましょう。
注意点②:電気・水道が使えるか確認する
長期間空き家状態になっていた場合、水道や電気が止められていることがあります。電気や水道が使えないと作業に支障をきたすため、事前にインフラの状況を確認しておきましょう。
ブレーカーや止水栓を操作して開通できれば良いですが、契約が止められているケースでは家族だけでの片付けは非常に困難になり、その場合は無理せず専門業者に相談するのが安全です。
注意点③:自治体のゴミ捨てルールを確認しておく
ゴミ屋敷で片付け作業を進めるうえで重要なのが、自治体のゴミ出しルールです。ゴミの分別や出し方は地域によって大きく異なります。
特に、ゴミ屋敷では「燃えるゴミ(可燃ゴミ)」の量が多くなるため、計画的に処分することが重要です。
一時的に大量に出るゴミや粗大ごみの処分は事前の申し込みが必要な自治体も多いため、作業前に必ず確認しておきましょう。ルールに沿わないゴミの出し方をすると回収されない可能性があります。
注意点④:捨ててはいけないものを確認する
ゴミ屋敷で遺品整理作業を進める際に見落としがちなのが、「捨ててはいけない遺品」の存在です。手続きで必要となる書類や、思い出の品などがゴミの中に埋もれていることもあるため、細心の注意が必要です。
「捨ててはいけない遺品」には以下のようなものがあります。
- 遺言書
- 遺書
- 現金
- 通帳
- 印鑑
- 故人の仕事に関する資料
- 身分証明書
- 年金手帳(年金証書)
- ローンの明細
- 土地の権利書
- 証券類(有価証券・保険証券)
- レンタル品・リース品
- 鍵
- 売却価値がある物
- デジタル遺品(スマートフォン・パソコン等)
- 故人の思い出の品
これらを誤って処分してしまうと、後々の相続手続きに支障をきたしたり、遺族間でトラブルになったりする可能性があります。
そのため、作業時に見つけたら、保管用の箱などにまとめておきましょう。
遺品整理で捨ててはいけないものについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
注意点⑤:処分に迷ったら「保留」する
作業を進めていると、「これは捨ててもいいのか?」と判断に迷う物も出てきます。無理に決断しようとすると、作業が止まったり、捨ててから後悔したりすることもあります。
そんな時は、「保留」に分類する箱を用意しておくのがおすすめです。残すか捨てるか決めきれないものは一旦「保留」としてまとめ、作業が一段落してから冷静に確認することで、スムーズに整理を進められます。
注意点⑥:孤独死のゴミ屋敷は専門業者に任せる
ゴミ屋敷で亡くなった方が孤独死だった場合、家族だけで片付けるのは非常に危険です。
遺体の腐敗による体液や血液が残り、害虫も発生する環境は感染リスクがあります。また、無理に立ち入ることで精神的ショックを受け、トラウマになる恐れもあります。そのため、孤独死が起こった部屋の遺品整理は遺族の安全と心のケアのためにも、特殊清掃や遺品整理に対応した専門業者へ依頼することを強くおすすめします。

ゴミ屋敷の遺品整理を依頼する業者選びのポイント

ゴミ屋敷の遺品整理を専門業者に依頼する場合、どの業者に依頼するかによって、作業の対応や満足度が大きく変わります。
ここでは、ゴミ屋敷の遺品整理を依頼する業者選びのポイントを3つ紹介します。
ポイント①:3社以上から見積もりを取る
ゴミ屋敷の遺品整理を依頼する際は、複数社から見積もりを取りましょう。ゴミ屋敷の片付けや遺品整理の料金は、業者によって大きく異なるため、
最低でも3社以上に見積もりを依頼し、料金や作業内容をしっかりと確認することが重要です。
中には作業後に追加料金を請求する業者も存在するため、事前に見積もり内容を明確にし、書面で提出してもらうとで安心できます。また、遺品整理の優良業者は訪問見積もりを無料で実施しています。
見積もりを取る際は、無料で訪問見積りに対応しているかどうかも確認することをおすすめします。
ポイント②:買取サービスに対応している
ゴミ屋敷の中には、収集癖やコレクション癖が高じて物やゴミを溜め込んだケースもあります。そんなゴミ屋敷では、ブランド品、時計、カメラ、フィギュア、本、骨董品など価値のある物が多く、状態によっては高価買取されることも少なくありません。
遺品整理とあわせて買取サービスを提供している業者であれば、処分費用の軽減にもつながります。また、故人が大切にしていた物を「捨てる」のではなく、必要とする人に「引き継ぐ」手段として、買取は有効な選択肢です。
ポイント③:ゴミ屋敷清掃・遺品整理それぞれの実績が豊富
ゴミ屋敷の片付けと遺品整理は、それぞれ異なる知識と対応力が求められます。ゴミ屋敷の遺品整理を依頼する際は、両方に対応できる実績豊富な業者がおすすめです。
予測が難しいゴミ屋敷の状況に合った柔軟で適切なな対応が期待できます。
ホームページなどで過去の事例を確認し、見積もり時には作業内容について質問してみるとよいでしょう。
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関西クリーンサービスでは、ゴミ屋敷清掃と遺品整理の豊富な実績があります。買取・供養・特殊清掃などにも対応し、ご遺族の負担を軽減できるよう丁寧にサポートいたします。


遺品整理の作業事例
遺品整理


作業料金
45,000円
- プラン
- 遺品整理
- 間取り
- 1K
- トラック
- 2トントラック
- 作業人数
- 2名
- 作業時間
- 2時間
- 住所
- 大阪府茨木市
プラン内容
今回は遺品整理も兼ねてお部屋の片付けのご依頼を承りました。まずはご依頼者様立ち合いのもと、必要品と不用品の仕分けをおこない寝具や扇風機、棚、洗濯機など大小様々な大きさの家具や家電、衣類などの不用品は回収させていただきました。
遺品整理


作業料金
260,000円
- プラン
- 遺品整理
- 間取り
- 3LDK
- トラック
- 2トントラック
- 作業人数
- 5名
- 作業時間
- 8時間
- 住所
- 亀岡市
プラン内容
京都府亀岡市の一軒家3LDKにて、遺品整理のご依頼を承りました。
ご依頼主様は、複数の業者に見積もりを取られ、費用の高さに驚かれていました。弊社では、ご遺族様のご予算に合わせて、最適なプランをご提案し、ご満足いただけるよう努めました。「費用面でも精神面でもとても助かりました」とお言葉をかけていただけました。
遺品整理


作業料金
350,000円
- プラン
- 遺品整理
- 間取り
- 5DK
- トラック
- 2トントラック
- 作業人数
- 5名
- 作業時間
- 8時間
- 住所
- 北葛城郡王寺町
プラン内容
奈良県北葛城郡王寺町の一軒家5DKにて、遺品整理のご依頼を承りました。
ご依頼主様は、ご実家を相続し売却を検討されていました。しかし、室内には大量の遺品が残されており、どこから手を付けて良いか分からず困っていらっしゃいました。弊社では、ご遺族様と相談しながら、売却に必要な書類や貴重品を丁寧に仕分けし、不用品を適切に処分いたしました。
対応地域
最短即日で無料見積もりいたします。
まとめ
今回は、ゴミ屋敷になってしまった住居における遺品整理について、片付けの方法や作業時の注意点、そして業者選びのポイントまで詳しく解説しました。
ゴミ屋敷の遺品整理は、通常の片付けよりも多くの手間やリスクを伴います。家族だけで対応する場合は、害虫駆除やインフラの確認、ゴミ出しルールの確認など、事前準備が不可欠です。
一方で、ゴミ屋敷の状況が深刻な場合や作業が困難な場合は、専門業者に依頼することで、安全かつスムーズに遺品整理を進められます。
遺品整理の費用や対応内容は業者によって異なるため、必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。信頼できる業者に依頼して、悔いの残らない遺品整理を実現させましょう。
ゴミ屋敷清掃と遺品整理を同時にご検討の際には、数多くの実績がある関西クリーンサービスへご相談ください。
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