テレビなどでゴミ屋敷の特集を見て、「自分には関係ない」と考えている人も多いでしょう。
しかし、誰しも自宅をゴミ屋敷にしてしまう可能性を持っているため、他人事と考えるのは非常に危険です。
自宅がゴミ屋敷になるのを防ぐには、その原因を正しく理解しておくことが大切です。
この記事では、ゴミ屋敷ができてしまう代表的な6つの原因と、効果的な3つの対処法についてご紹介します。自宅がゴミ屋敷になっていないか不安な方は、ぜひ参考にしてください。
そもそもゴミ屋敷とはどんな状態?
ゴミ屋敷とは、部屋や家屋の中にゴミが山積している状態のことです。
ゴミ屋敷に明確な定義があるわけではありませんが、「足の踏み場がない」「異臭が発生している」といった場合は、ゴミ屋敷と考えてよいでしょう。
ゴミ屋敷と聞くと、特殊な事例と思う人も多いですが、誰しも自宅がゴミ屋敷になる可能性を持っています。
自分の判断ではわからないことも多いので、不安に感じたら周囲の人に相談したり、専門業者に問い合わせてみたりするとよいでしょう。
ゴミ屋敷ができてしまう7つの原因
なぜゴミ屋敷ができてしまうのか、そこには大きく分けて7つの原因があります。
1つずつ、詳細を確認していきましょう。
理由①:もったいなくて物を捨てられない
「もったいない」という気持ちが働き、物を捨てられない結果、ゴミ屋敷化してしまうケースがあります。
ゴミではないものが収集されている場合は、「モノ屋敷」と呼ぶこともあります。
物を大事にして捨てることをもったいないと感じるのは、もちろん悪いことではありません。
しかし、だからといって不要な物や明らかなゴミまで溜め込んで足の踏み場もないほどになってしまうと、本当に必要な物も使いにくい環境になってしまいます。
理由②:忙しくて片付ける時間がない
仕事などが忙しく、部屋を片付ける時間がない人の場合も、家がゴミ屋敷化しやすいので注意が必要です。
片付けたい気持ちがあっても、忙しい日が続くことでどんどん後回しになり、気づいたときには自力での片付けが困難なレベルになっていることも少なくありません。
理由③:生活が不規則でゴミ出しができない
生活が不規則なことも、ゴミ屋敷に繋がる大きな原因になります。
生活リズムが昼夜逆転すると、朝にゴミ出しができず、捨てられないままのゴミがどんどん溜まってしまいます。
また、不規則な生活は自律神経の乱れや心身の不調を引き起こしやすいです。そのため、精神的な面からも、ゴミ屋敷化の一因になる可能性があります。
理由④:衝動買いが多い、買い物依存症
衝動買いをする癖があり、必要以上に物が増えすぎると、それを原因にゴミ屋敷化してしまいます。
衝動買いの原因が、日々の仕事などの軽いストレス発散の手段であれば、ストレスに対処すれば衝動買いも減るでしょう。
しかし、買い物すること自体に大きく依存する「買い物依存症」に陥っている可能性もあります。その場合は、専門的な治療も視野に入れるとよいでしょう。
理由⑤:高齢による認知症
高齢による認知症を原因として、ゴミ屋敷が生まれるケースも多いです。
たとえば、認知能力が落ちることで、ゴミの日を失念したり、買ったことを忘れて同じ物を買ってきたりして、ゴミや不用品が増えていきます。
認知症の症状は、家族が同居していれば気づけますが、老人の1人暮らしでは気づきにくいです。
心配な場合は、家族が定期的に様子を見に行ったり、福祉支援を受けたりするとよいでしょう。
理由⑥:ストレスを感じている
自宅がゴミ屋敷化する原因として、ストレスの影響も非常に大きいです。
人は過度なストレスを感じると、日常の雑事を行う気力が失われ、結果的に部屋がどんどん散らかってしまうことがあります。
ここまでに挙げた「仕事の忙しさ」「不規則な生活」「衝動買い(買い物依存症)」なども、ストレスと関係が深いです。
複数の要因が組み合わさってストレスに耐えきれなくなった結果、自宅がゴミ屋敷化してしまう人も多くいます。
理由⑦:精神的な悩みや病気を抱えている
自宅がゴミ屋敷になってしまう人の中には、精神的な悩みや病気を抱えている人も多いです。
たとえば、職場などでうまくコミュニケーションが図れずに孤立してしまっていたり、家族と死別したりした人などは、寂しさを埋めるためにゴミを溜め込んでしまうことがあります。
また、過度なストレスに慢性的に悩まされた結果、鬱病になってしまい、片付ける気力が失われてゴミ屋敷化するケースもあります。
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ゴミ屋敷から抜け出すための対処法
自宅がゴミ屋敷になっていると気づいたら、なるべく早くその状況から抜け出すことが大切です。
ここでは、ゴミ屋敷から抜け出すための3つの対処法について、詳しく確認していきましょう。
対処法①:家族や友人を頼る・手伝う
ゴミ屋敷の片付けを1人で行うのは難しいので、無理に自力で片付けようとせず、家族や友人に手伝ってもらうとよいでしょう。最初は勇気がいりますが、時には人を頼ることも大切です。
住人がゴミ屋敷になっていることに無自覚な場合は、周囲の人々が率先して手伝うとよいでしょう。
ただし、無理強いすると当人に余計なストレスをかける可能性もあります。そのため、一度に説得しようとせずに、根気よく片付けを勧めるようにしましょう。
対処法②:引越しをする
ゴミ屋敷から抜け出すには、引越しをするのも効果的でしょう。
引っ越すこと自体が直接の解決になるわけではありませんが、片付けを始めるきっかけとしては有効です。引越しのための荷造りをすることで、必要な物と不要な物の整理ができます。
また、きれいな新居に引っ越すことで、今まで住んでいたゴミ屋敷を客観視でき、再発防止にも繋がります。環境が変わることで、考え方や意識の変化も起こるでしょう。
対処法③:片付けの専門業者に依頼する
ゴミ屋敷化がだいぶ進行している場合、片付けには多大な時間と労力が必要とされます。
そのため、家族や友人の協力を得たとしても、数日から数週間かかるケースも珍しくありません。
そのような場合は、片付けの専門業者に依頼するのがおすすめです。
業者はゴミ屋敷清掃のプロなので、たいてのゴミ屋敷は1日で、重度のゴミ屋敷でも数日で片付けてくれます。
ゴミ屋敷をそのままにするとどうなる?
ゴミ屋敷をそのまま放置することで考えられるリスクは、自身への悪影響、そして周囲への悪影響があります。
まず自身への悪影響は、ゴミが増えると不衛生な環境になり、そこで生活することで病気になりやすくなります。
住環境の悪化が健康被害を及ぼし、さらに精神衛生も悪化させる悪循環に陥るケースはゴミ屋敷の住人によく見られます。
次に、周囲への悪影響は山積したゴミによる異臭や害虫・害獣の発生によって、近隣に迷惑が及ぶ可能性もあります。
また屋外までゴミが山積していると治安が悪化し、不法投棄や放火のターゲットになることもあるので注意が必要です。
このように、ゴミ屋敷を放置すると、住人だけでなく周辺の人々も多くの不利益を被る可能性があります。
そのため、近年ではゴミ屋敷に対策する条例を設けている自治体も増え、注意指導や勧告、最終的には強制的に片付けを行うケースもあります。
そのような事態にならないためにも、自宅がゴミ屋敷化してしまったら、早めに対策を取ることが重要です。
まとめ
今回は、ゴミ屋敷ができてしまう理由と、その対処法について詳しく確認してきました。
ゴミ屋敷の原因には、忙しさやストレス、病気など、さまざまなものが考えられます。複数の原因が絡み合っていることもあり、そのような場合、ゴミ屋敷から自力で抜け出すのは至難の業です。
そのため、自宅がゴミ屋敷化していると気づいたら、なるべく早いタイミングで周囲の人に相談したり、専門の業者に片付けを依頼したりすることをおすすめします。
関西クリーンサービスでは、ゴミ屋敷片付けサービスを実施しています。
ご自宅がゴミ屋敷になっている場合だけでなく、ご家族などの身近な人の家がゴミ屋敷になっている場合もお声掛けください。
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最短即日での作業も可能なので、ゴミ屋敷でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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