遺品整理とは、故人が生前に遺した持ち物を整理することです。ただ部屋を片付けるだけでなく、作業を通じて「故人とお別れする気持ち」を少しずつ整えていく大切なプロセスでもあります。
遺品整理のタイミングや進め方に「絶対にこれが正解」という決まりはありませんが、一般的にスムーズに進む時期やコツは存在します。
この記事では、遺品整理を行う本当の意味や具体的な手順、業者に依頼する際の失敗しないコツについて、関西エリアで多数の実績を持つ「関西クリーンサービス」が分かりやすく解説します。
目次
- 遺品整理とは?
- 遺品整理をする意味
- 納得のいく遺品整理にするための3つの心構え
- 遺品整理の具体的な手順(4つのステップ)
- 1.スケジュールを設定する
- 2.「残すもの」と「手放すもの」を仕分ける
- 3.不用品を処分する
- 4.形見分け、供養を行う
- 相続トラブルを防ぐ!遺品整理のコツ
- 自分で遺品整理を行う場合
- 業者に依頼する場合
- 【実例紹介】遺品整理を通じて思い出と向き合ったご遺族のエピソード
- 実例➀:自身も住んでいたご実家を遺品整理で一掃
- 実例➁:両親の離婚で離れていた父の死。遺品整理をすると大量の家族写真が
- ご依頼件数関西No.1!遺品整理のプロ「関西クリーンサービス」
- 【まとめ】遺品整理は故人とのお別れ。気持ちを整理できる方法で
遺品整理とは?
遺品の中には、処分せざるを得ない不用品もありますが、遺書や預金通帳、大切にしていた骨董品などの貴重品も含まれており、非常に慎重な取り扱いが求められます。
多世代がひとつ屋根の下で同居していた昔は、故人の遺品整理といえば親族が一同に集まって行うのが一般的でした。しかし、核家族化が進み、親世帯だけで暮らすことが増えた現代では、時間的・体力的な負担の大きさから、遺品整理を専門業者に依頼するケースが年々増加しています。2000年代初頭に日本初の「遺品整理専門業者」が誕生して以来、その需要は右肩上がりに伸び続けています。
その一方で、「大切な家族の遺品を、他人の業者に任せてしまってもいいのだろうか」と躊躇してしまう方も少なくないようです。
遺品整理をする意味

遺品整理には、預貯金や不動産など「相続する資産」を正確に把握するという現実的な手続きの側面があります。しかし同時に、最大の目的は「故人とのお別れを受け入れること」にあります。
遺品を整理しながら故人と向き合うことで、思い出を振り返り、気持ちを整理します。整理する際は、楽しい思い出がよみがえって辛い気持ちになるかもしれませんが、お別れをして前を向くために必要なことだと考えてみるのもいいでしょう。
遺品整理を行うことで、写真や形見の品など「本当に大切な思い出」だけを手元に残し、親族間で温かく分け合うことができます。
また、故人の住居が賃貸であれば、退去するために行わなければなりません。持ち家の場合より迅速な対応が求められますが、本来の目的は故人とお別れするためだと覚えておきましょう。
納得のいく遺品整理にするための3つの心構え
遺品整理は、物理的な労働だけでなく精神的な負担も非常に大きい作業です。少しでも後悔のないお見送りにするために、以下の3つの心構えを持っておくことをおすすめします。
- 無理せず、自分のタイミングで進める
- あらかじめ「残すもの」を決める
- 物を手放しても、思い出はなくならない
覚えておきたい心構えは、無理をしないで進めることです。遺品整理は早ければ良いわけではありません。思い出に浸りたくなったり、単純に時間が取れなかったりしたら、焦らずゆっくり進めましょう。
あらかじめ残すものを決めることも大切です。生前持ち物の少なかった方でも、遺品整理では大量の品が見つかることもあります。すべてを吟味して、処分・保管の判断をすることは時間的に難しいため「家族写真は残す」というように、残すものを決めておきましょう。
遺品整理業者に依頼する場合でも残すものを決めておくとスムーズに依頼することができます。
遺品整理で物を手放しても、思い出は残ります。どうしても捨てられない場合は、データ化して保存することもできます。
遺品整理の具体的な手順(4つのステップ)
遺品整理は以下の4ステップで行います。
- スケジュールを設定する
- 残すものと捨てるものを仕分ける
- 不用品を処分する
- 形見分け、供養を行う
1.スケジュールを設定する
遺品整理をする前にスケジュールを設定しましょう。終了予定日と、いつ何をやるのかという作業日程を組みます。
スケジュールを設定せずにやみくもに遺品整理をしても、終了の目途が立ちません。始めたものの作業が進まず途中で断念してしまうこともあります。また範囲を決めないで遺品整理すると、作業し忘れてしまう部分が出てくる恐れがあります。
スケジュールの立て方がわからない場合は、「今日はキッチンとダイニング」「明日はリビング」のように、部屋単位で作業日を分けるのがおすすめです。あわせて、親族間で声を掛け合い、あらかじめ人手を確保しておくことも作業を早く終わらせる工夫です。
2.「残すもの」と「手放すもの」を仕分ける
次に、残すものと捨てるものを仕分けます。膨大な遺品を仕分けるため、遺品整理で最も苦労する工程です。
遺品整理で残すものは、貴重品・重要書類・形見分けの品・売却価値のある品の4つに分けられます。
残すべき主な遺品は以下の通りです。
- 鍵
- 印鑑
- スマートフォン
- クレジットカード
- 土地の権利書
- 有価証券
- 保険証券
- 契約書類
- 売却価値があるもの(貴金属・着物・美術品・骨董品・酒類・ブランド品など)
- ローンの明細
上記に該当せず、処分すべきかどうか迷った品は保管しておくことをおすすめします。後に所有者が現れたり、資産価値が判明したりすることもあるからです。
また、ローンなど負の財産がある場合は郵便物や預金通帳などに注意して確認しましょう。
3.不用品を処分する
遺品の仕分けが完了したら、捨てるもの(不用品)を処分します。不用品の処分には、自治体のゴミ収集・リサイクルショップ・不用品回収業者に依頼する3通りの方法があります。
自治体のゴミ収集は曜日や時間が決まっており、必ず回収してくれるわけではないのがデメリットです。スケジュールを立てる際にあらかじめ収集日も確認しておくことでスムーズに進めることができます。
リサイクルショップなら、故人が大切にしていた遺品に値段が付くかもしれません。遺品買取を専門にする業者もあり、多くの場合はインターネットから査定を受け付けていますので、価値のありそうな品物は問合せてみるといいでしょう。
不用品回収業者は値段の付かない品も引き取りしてくれるため、遺品が大量にあったり家具や家電を運ぶのが難しかったりする場合や、店舗が遠くて買取依頼ができない場合におすすめの方法です。
遺品の大きさや量によって使い分けましょう。
4.形見分け、供養を行う
最後に残った遺品を形見分け、供養します。
形見分けする義務はありませんが、特別な理由がない限り全てを手放してしまうのではなく1つ2つ、残しておくと後悔しません。昔から日本に根付いた文化ですので、親戚や生前お世話になった友人などに、思い入れのある品を贈るのもいいでしょう。
処分も形見分けもできない思い入れの強い品は、焚き上げて供養を行います。残しておけない写真や手紙、トロフィーや故人が大切にしていたフィギュアなどは、供養して故人の気持ちとともに弔うのが良いかもしれません。
相続トラブルを防ぐ!遺品整理のコツ

遺品整理のコツを、自分でする場合と業者に依頼する場合に分けて解説します。余計な費用がかかったり、相続人同士でトラブルになったりしないよう、ここでコツを押さえておきましょう。
自分で遺品整理を行う場合
遺品整理を自分で行う場合は、始める前にスケジュールを組むのがコツです。遺品は膨大な量になることが多いので、整理する場所と作業内容、終了日を設定しておき、それに従って作業するのがおすすめです。
相続人とのトラブルを避けるためにも、遺品整理をするタイミングを連絡することも大切。自分ですべて整理してしまうと、誤って価値ある物品を処分してしまい、損害賠償請求をされることにもなりかねません。
自分でする場合は遺品整理のほかに不用品の処分なども加わるため、時間と体力の負担が大きくなります。余裕をもってスケジュールを組み、終了予定日を意識して作業を進めましょう。
とはいえ急いでばかりでは気持ちも落ち着きません。途中でスケジュールを見直したり、人手を増やしたりしてもいいのです。
遺品整理を自分でする際のコツを詳しく知りたい方は「遺品整理を自分で行う方法!仕分けの仕方やありがちなトラブルをプロが解説」をご覧ください。
業者に依頼する場合
遺品整理業者に依頼する場合は、作業範囲や実績を参考にして信頼できる業者を選びましょう。
本来であれば自分たちの手で行いたい大切な作業を代行してもらうからこそ、故人の品を丁寧に扱ってくれる会社かどうかの見極めが不可欠です。
遺品整理は、部屋の間取りや状態によって料金が大きく異なるため、相場を出しにくい業界ではありますが、明らかに安い業者には依頼しないでください。作業が雑だったり、不用品の回収をしてくれなかったりする場合があり、依頼者の手間が増えてしまいます。
口コミや業者のホームページにある実績を見て、依頼先を選びましょう。
優良な業者であれば貴重品をしっかりと仕分けてくれるものですが、その場合でも残しておきたい品物と処分しても良い物を伝えておくことをおすすめします。
【実例紹介】遺品整理を通じて思い出と向き合ったご遺族のエピソード
関西クリーンサービスでは大阪・京都・奈良を中心に近畿全域で数々の遺品整理のご依頼を受けています。ご家族の遺品を手放すことに躊躇いつつもこのままにはしておけないと依頼くださる方、疎遠になっていた家族の訃報を受けて依頼される方、様々な思いを抱えたご遺族さまのご相談に応えてきました。
ここでは実際の遺品整理の事例を紹介します。
実例➀:自身も住んでいたご実家を遺品整理で一掃

今回ご依頼を受けたのは60代の女性から。場所は大阪市内を走る大通りから細い路地に入ったところにある昔ながらの長屋です。
お母さまのご実家でもあり、3世代にわたって住み継がれてきたお住まいは、依頼主様の結婚を機にご両親だけになり、ご両親が他界したあと誰も住まない空き家になっていたそうです。
今回、整理に至るまでの道のりは単純なものではなかったのだとか。3世代の思い出が詰まったお住まいをご自身の一存で整理することに躊躇っていたとおっしゃいます。しかしご依頼主様も年齢を重ねた今、このまま放っておくわけにはいかないと整理することを決意されました。
作業当日、お立会いのもと部屋を片付けていくと、ご依頼主様が幼いころ大切にしていたぬいぐるみや、小学校の成績表、ご家族の古い写真などが次々と出てきます。作業スタッフは思い出の品を確認していただくために仕分けながら整理を進めていきます。
「こんなんも残してたんや。」と一つひとつ確認しながら残すものを選んでおられました。
作業の最後にご依頼主様はこのようにおっしゃっていました。「この家には物が多いので自分一人で整理することはとてもできませんでした。
スタッフ皆さんの作業する姿勢は丁寧でありながら爽やかで、私自身勇気づけられました。ずっと引っかかっていたことが片付いてスッキリした気持ちです。」
実例➁:両親の離婚で離れていた父の死。遺品整理をすると大量の家族写真が

遺品整理では珍しい、20代の女性からのご依頼です。お父様の部屋を片付けたい、とご相談を承りました。
女性が10代の頃にご両親が離婚し、離れて暮らしていたのだそうです。しかし、残しておくものなどヒアリングさせていただこうと話を伺っていると、「何も要りません。知らない間に連帯保証人にされていただけなので…」というご依頼主様。
さらに「なぜ私が‥今でも怖かった記憶しかない。」と。
ご事情を抱えて遺品整理のご相談をいただくことは珍しい事ではありません。ご依頼主様の話を聴き取り、整理を進めさせていただきました。
そして作業が終わると、遺品の中から見つかった家族写真がダンボール箱に何箱も集まっていました。
ご依頼主様は必要ないとおっしゃっていましたが、全て処分してしまうのは心が痛みます。スタッフは少しでも確認していただけたら、とお渡しすることにしたのです。
「家族のことなんて考えていないと思っていたのに…」と写真を前に涙をうかべるご依頼主様。スタッフが声をかけ、一緒に確認していただくことになりました。
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【まとめ】遺品整理は故人とのお別れ。気持ちを整理できる方法で
遺品整理とは、遺品を整理して故人とお別れをすることです。ほかの目的として、形見分けや遺産分割のためでもあります。
遺品整理の手順は、スケジュール設定→仕分け→不用品の処分→形見分け、供養です。自分で遺品整理する場合は終了予定日と作業範囲を決め、できるだけ効率よく作業できるようスケジュールを設定しましょう。
しかし整理を急いでばかりでは気持ちが落ち着かないものです。もしも自分では手に負えなくなってしまったら業者の手を借りるのもひとつの方法です。
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