不用品積み放題プランはどのくらい積める？荷台面積と高さから積載量を解説

不用品回収の積み放題プランを使えば、大量の不用品を定額で引き取ってもらえます。1万円台から利用できるため、大型家電や家具を処分したいと考えている方にぴったりの方法です。ただ、実際にどのくらいの量を積めるのか、料金体系がどうなっているのか気になる方も多いでしょう。

 

本記事では、不用品積み放題で積み込める量や回収できないもの、詳しい作業内容について解説します。

 

この記事の監修者
	関西クリーンサービス 亀澤 文浩 2006年の創業時から遺品整理・不用品回収に携わる。 特殊清掃においては一般的に認知されはじめる以前から孤独死の現場の清掃を経験し、知識・経験・技術力ともに業界トップレベルを自負する。

 

不用品回収の積み放題プランとは？

不用品回収の積み放題プランとは、一定料金で不用品を引き取ってくれるサービスのことです。トラックの大きさによって料金が変動し、軽トラックで1万円程度、2トントラックで5万円程度から利用できます。

 

プランを決めてしまえば不用品の量によって料金が変動することが無いため、まとまった不用品がある場合は、単品の料金で依頼するよりもお得です。一軒家の片付けや引越し前後の不用品回収には少ない時間と労力で安く処分できるでしょう。

 

不用品積み放題を活用するメリット

不用品積み放題を活用するメリットは以下の3つです。

 

・費用を抑えて処分できる

・短時間で済ませられる

・不用品を分別する必要がない

 

不用品積み放題プランを利用するメリットは、費用と労力を抑えて不用品を処分できることです。テレビや冷蔵庫などの粗大ゴミをいくつも処分しようとすると、1点は数千円でも合算するとかなりの額になります。まとめて処分してくれるのは不用品積み放題の利点といえるでしょう。

 

また、不用品回収業者に依頼すれば自宅まで出張してくれるため、リサイクルショップやゴミ捨て場に持って行く手間も省けます。

 

買取りに対応している業者もあり、不用品に思わぬ値が付く可能性があることも不用品積み放題を利用する利点の一つです。

 

積込み量に関わる、トラック荷台の床面積と高さを知ろう

不用品積み放題で使われるトラックには、どんな種類があるのか、どれくらいの量が積み込めるのか分からない方も多いでしょう。ここでは、多くの不用品回収業者で使われている軽トラックと2トントラックを例に解説します。

荷台に積み込める量は、荷台の床面積と高さを知ることでイメージしやすくなるでしょう。

 

トラック荷台の容積を表す立米（㎥）とは

トラック荷台の容積や荷物の量を表す際によく使われるのが立米（りゅうべい）という単位です。これは立方メートル（m³）と同じ意味です。

 

立米は、幅×奥行×高さで表され、幅1m×奥行1m×高さ1mが1立米となります。

立米はトラックの大きさに比例しない場合もあります。車体が小さくてもアルミバンやコンパネが付いているトラックの方が、より多くの荷物を詰める場合もあるからです。2トンや4トンなどの数字以外にも注意しましょう。

軽トラックの荷台は約2.5㎥

軽トラックの荷台面積はメーカーや車種による差はありますが、約2.8平米。荷台のあおりはわずか30センチ程度ですが、900mmのパネルを立てるため、あおり以上の高さを積み込むことができます。

 

軽トラックの積込み範囲の一般的な幅や高さは以下の通りです。

荷台幅	1,410mm
荷台フロア長	1,940mm～2,030mm
高さ（パネルの高さ）	900mm

軽トラックの荷台には、幅×奥行×高さ＝1.41m（幅）×2.03m（奥行）×900m（高さ）＝約2.5m³の荷物を積むことができます。

 

高さを補うためにコンパネを立てたり緑や灰色の幌（ほろ）を被せたりすることで、より多くの荷物を運べるように工夫しています。

 

2トントラックの荷台は約10㎥~15㎥程度

2トントラックはいくつかの種類があり、業者によって使用車両が異なるため、荷台のサイズも変動します。

 

まず、2トントラックは荷台がアルミで覆われた箱車と、屋根のない平ボディ車に分けられます。箱車は雨風をしのげますが、ボディがアルミで覆われているため重量が増し、積載量は減ります。一方、平ボディは積み下ろしなどの作業効率が高く、道交法に定められた範囲内であれば積載物の形状をとらわれません。

 

さらに、同じ2トントラックは標準・ロング・ワイドロングの3つのサイズに分けられ、右に行くほど荷台が大きくなります。

 

例として、多くの業者が利用している2トン箱車（標準）と2トンロング箱車を紹介します。

 

2トン箱車（標準）の荷台寸法

荷台幅	1,760mm
荷台フロア長	3,100mm
高さ	2,000mm

※メーカー・車種により異なります。

 

2トン箱車（標準）は、荷台幅1,760mm×奥行3,100mm×高さ2,000mm＝約10.9m³

 

2トンの箱車（ロング）の荷台寸法

荷台幅	1,760mm
荷台フロア長	4,300mm
高さ	2,000mm

※メーカー・車種により異なります。

 

2トンロング箱車は、荷台幅1,760mm×奥行4,300mm×高さ2,000mm＝約15.1m³

 

軽トラックの荷台は約2.5㎥なので、4倍～6倍以上の荷物を積めることが分かります。ただ、料金は軽トラックより2万円以上高くなってしまうので、軽トラックに収まりきらない場合に利用を検討しましょう。

 

トラック積み放題パックはどれくらいの不用品を積めるの？

トラックへ積み込める量は荷台の床面積と高さで決まりますが、パック料金のため作業人数も関係してきます。軽トラックと2トントラックに積み込める量について見ていきましょう。

 

軽トラック積み放題で積み込める量

軽トラックに積み込める量は最大350kgで、間取りとしては1K～1DKの家財道具が目安になります。例として以下のものを運搬できます。

 

・テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、布団、ベッド、扇風機、ソファ、テーブル、掃除機、こたつ

 

軽トラックに積める量を、引越し用段ボール（453ｘ383ｘ346mm）に例えると30個分程度。空間に置き換えると、約0.6～0.7畳（高さ1500mmまで積み上げた場合）に敷き詰められた荷物を丸々運べるのです。

ダンボール箱	約30個分
畳（高さ1500mmまで積んだ場合）	約0.6～0.7畳

意外と多くの量を運べるので、1ルームや家の一室を片付ける場合には軽トラックで十分な場合も多くあります。

 

荷物は荷台からはみ出しても積めますが、道路交通法で以下のように制限されています。

 

長さ：車両の長さの1/10まで

高さ：地上から2,500mmまで

幅：車両の幅まで

 

安全上、高さは90センチのパネルを超えないように考慮して積込みますので、背の高い冷蔵庫の運搬は難しく、長さのあるベッドフレームは解体しなければなりません。粗大ごみとして自治体に出したり、事前に解体したりして工夫しましょう。

 

長い机やタンスなどもそのまま積めない場合があるため、利用前に業者に確認しておくことをおすすめします。タンスは背が高い家具ですが、一般的に2段に分けられることが多いため問題ないでしょう。

 

2トントラック積み放題で積み込める量

2トントラックでは、間取り2K～2DKくらいの荷物を積み込めます。積み込めるものの一例は以下の通りです。

 

・テレビ、冷蔵庫（ファミリータイプ）、洗濯機、食器棚、タンス、電子レンジ、炊飯器、ダブルベッド、自転車、扇風機、ソファ、テーブル、掃除機、こたつ

 

段ボール（453ｘ383ｘ346mm）に換算すると120個は積み込めるため、カップルや夫婦などの2人暮らしにも対応できるでしょう。空間に置き換えると、約4畳分です。（高さ1500mmまで積み上げた場合）

ダンボール箱	約120個分
畳（高さ1500mmまで積んだ場合）	約4畳

 

作業員は2名で対応している業者もあり、荷物が多いからといって作業時間が極端に長くなる心配はありません。

 

業者ごとに異なる積み放題パックの作業内容

積み放題パックの作業内容は業者によって異なります。ここでは、プラン料金に含まれる作業と追加料金が発生し得る作業を紹介します。

プラン料金に含まれる作業	・不用品、粗大ゴミの搬出 ・軽トラックの車両費 ・出張費 ・搬出作業 ・回収、運搬、処理
追加料金が発生し得る作業	・梱包作業 ・養生作業 ・階段料金 ・スタッフを追加した時の料金 ・軽トラックの車両費 ・出張費

すべて込みの値段で料金プランを設定している業者もあれば、基本的な搬出作業や処理費を追加プランに設定している業者もあるため、内容にしっかり確認してから契約しましょう。

 

また建物の上階でもエレベーターがない、使えない場合はオプション料金が追加され、料金が高くなる可能性があることは注意しておきたいポイントです。

積み放題パックでは回収できないものもある

積み放題パックでは、以下のような物品は回収できない場合があります。

 

 

・土、ブロック、砂、廃材、アスベスト（産業廃棄物）

・生木、動物等の生き物

・薬品、医療器具、劇薬（処分に特別な許可が必要）　

・液体状のもの、ペンキ

・大量の生ゴミ

・大量の蛍光灯

・ピアノ、金庫（特殊作業が必要）

 

 

取り扱いに資格が必要となる危険物や、特別な許可が必要な廃棄物は回収してくれない業者もあります。

回収してもらえるかわからない物品は、業者のホームページや電話で問い合わせて確認しておくと安心です。

積み放題パックの実例を紹介

大阪・京都・奈良で不用品回収を承る関西クリーンサービスは、軽トラック積み放題パックを17000円～提供しています。

 

プランは軽トラックから1.5トン、2トン、2トンロングと、単身赴任や学生の引越し、一軒家のお片付けなど様々なシーンで利用いただいているプランです。梱包・搬出などほとんど全ての作業が含まれているため、追加料金がかかることはありません。

 

ここでは、実際にご利用いただいた積み放題パックの事例を紹介します。

 

軽トラック積み放題の実例　ー単身引越しの不用品回収

大学卒業と同時に学生寮から引越しのため、不用品回収を承りました。

 

2トントラック積み放題の実例　1DKの遺品整理

1DKにお住まいの一人暮らしのご親族がお亡くなりになり、遺品整理を承りました。

 

【まとめ】不用品の処分は積み放題パックを活用しよう

不用品積み放題プランでは、軽トラックで1K～1DK、2トントラックで2K～2DKサイズの不用品を回収できます。

 

軽トラックは1万円台から利用できる業者が多く、不用品1点で数千円かかることを考えると、5点以上回収してもらいたい場合は不用品回収業者を利用するとお得になるでしょう。

 

積み放題プランの料金設定は業者によってさまざまで、基本的な梱包や養生作業に追加料金を設定している場合もあります。

 

不用品の積み放題サービスを展開する関西クリーンサービスでは、養生作業や階段料金などすべて込みで、17,000円から積み放題パックを提供しております。不用品回収業者に悩んでいる方は、電話・出張お見積もり無料の関西クリーンサービスまでぜひお問い合わせください。