核家族化とは、「夫婦のみ」、「父親と未婚の子供」、「母親と未婚の子供」のみの家族構成を指しており、日本の近代化に伴い増加した家族形態です。一昔前では、夫婦と子供以外に夫婦の両親とともに暮らす大家族形態が多くみられましたが、現代では比較的に少なくなっていきました。
日本が大家族形態から核家族化へ変化していくなかである一つのことが問題となっていきました。
それが核家族化に伴う空き家増加です。
「空き家増加することで具体的にどのような問題が起こるの?」と疑問になる方もいらっしゃるかもしれません。ということで今回は、核家族化に伴う空き家増加についてご紹介します。
さらに、空き家の不用品処分に悩んでいる人のために、家財などの処分方法についてご紹介します。
核家族化で空き家が増加する理由とは?その背景についてご紹介
日本の家族形態が核家族化になる前は、2世代~4世代同居が当たり前の時代でした。祖父母や曽祖父母と同居し、お互いが家事や育児を分担・助け合いをしながら暮らし、住宅も代々受け継がれていました。昔は、住宅が次の世代へ受け継がれていくのが当たり前でした。
しかし、現代では日本経済の成長、ライフスタイルの多様化、働き方の変化など様々な要因が重なることで、複数の世代で一緒に住むこと少なくなっていきました。
一世代に一つの家という考えを持つ人が増えたり、田舎から都心へと回帰したりするなど、このような経緯から地方を中心に空き家が増加していっているのです。せっかく建てた家も一世代のみの利用となれば、家が使用される期間も短くなります。
さらに、現代では単身世帯の数が増加しているため、今後も空き家は増加していくと考えられます。
核家族化による空き家増加がもたらす社会への影響とは
核家族化による空き家増加がもたらす社会への影響は以下の通りです。
- ・空き家を管理する人がいないので衛生面が悪くなる
- ・空き家の老朽化による事故の危険性
- ・地域の外観が損なわれる
それぞれについて簡単にご説明します。
空き家を管理する人がいないので衛生面が悪くなる
核家族化によって空き家を管理する人がいなくなると、空き家周辺の衛生面が悪くなっていきます。
なぜなら、庭の雑草が伸び放題、家の中の家財やゴミがそのまま残されていることがあるからです。結果的に、虫や小動物が住み着く場所となってしまいます。
空き家の老朽化による事故の危険性
核家族化が進むことで、空き家を使用することがなくなるため、老朽化が進みます。
なぜ老朽化が進むかというと、使用しない空き家をわざわざ修理する必要性はないからです。結果的に、地震や台風などの自然災害の時に、倒壊する危険があります。
地域の外観が損なわれる
空き家を放置していると、庭に雑草や、場合によっては一部の住民からゴミを投げ入れられることがあります。
そのため、地域の外観へ悪影響を及ぼす可能性があります。外観を重視しているような観光地などでは、地域に空き家があるのは大きな影響を及ぼします。
核家族化による空き家の処分方法とは
空き家を所有している人の中には、「空き家の処分方法に困っている」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
空き家をそのまま放置しておくと、固定資産税の支払いが毎年発生するため、使っていないものに対してお金を支払うことになります。また、ご近所の方から地域の外観を乱すなどのクレームが入ることや、行政から注意を受けることがあります。
そのため、空き家を所有している人は、できる限り早く空き家の処理をしなければなりません。空き家を処理する第一歩として、空き家の中にはたくさんの家財や品物を処分してみましょう。
家財や品物をいざ、整理しようと思っても「量が多すぎてなかなか進められない」なんてこともあるのではないでしょうか?
そんなお悩みを解決してくれるのが、不用品回収業者への依頼です。不用品回収業者へ依頼すれば、どんな大きな家財でも処分してくれます。
空き家の処分をお考えの方は、まずは家財の処分やゴミの処理などを不用品回収業に依頼してみてはいかがでしょうか?その後、空き家を民泊に利用したり、誰かに貸し出すことができれば本業とは別に収入が手に入るためおすすめです。