孤独死の現場に潜む「目に見えない危険」
近年、高齢者や一人暮らしの若い方の孤独死や、家族そろっての病死や衰弱死、心中などの悲しいニュースが増えています。死後しばらくして部屋から異臭がしたり、ハエやカラスなどが家の周りに群がるなどして、近隣の人にようやく気づかれ、家族や賃貸住宅の大家さん、不動産管理会社の方の手によって発見されることも少なくありません。
死後時間が経つほど遺体の腐敗は進んでしまい、腐敗臭や体液、血液などが部屋の中に染みついてしまいます。目の前に広がる状況は精神的に耐えがたいものがありますが、それだけではなく、感染症のリスクなど多くの危険も潜んでいるのです。
肝炎や感染症などでの死亡は要注意
死因が肝炎や感染症などである場合には、その体液や血液に触れることで感染するリスクもあります。また、衰弱死や餓死などの場合でも、ウジなどの害虫が発生して細菌やウイルスによる感染症を引き起こすリスクもあります。
さらに、目に見える汚れだけでなく、室内には空気中にウイルスなどが浮遊しているリスクもあるため、十分な準備がないまま、お部屋へ立ち入ることは避けてください。
とはいえ、誰も中に入らず、ずっと放置し続けるわけにはいきません。周辺への二次感染を防止するためにも、速やかに適切な処理を施す必要があります。
一戸建てで被害が床下深くの基礎にまで達しているような深刻なケースでは、最終的に建物の解体を検討せざるを得ないこともあります。しかし、解体には多額の費用がかかるうえ、手続きにも時間がかかるため、簡単には決断できないのが現実です。また、マンションや賃貸アパートの場合は、そもそも他の住戸への影響もあるため、解体という選択肢自体が現実的ではありません。
そこで必要とされるのが、孤独死の現場を清掃し、確実な殺菌・消毒を施す専門ノウハウを持った「特殊清掃業者」によるクリーニング作業です。
しっかり説明して専門業者に依頼
感染症のリスクが極めて高い特定の疾患が死因である場合、特殊清掃業者によっては対応が難しいケースもあります。そのような際は、まず自治体や保健所へ相談し、行政の指示を仰ぐことが最優先となります。
しかし、多くの場合は適切な防護装備と専用薬剤を備えたプロの手で解決が可能です。ご依頼の際は、判明している範囲で構いませんので、死因や死後の状況、経過日数などを詳しくお聞かせください。
事前に詳細な情報をご共有いただくことは、作業スタッフの安全を守るだけでなく、その現場に最適な除菌プランを立てるために不可欠です。
それが結果として、周辺への感染拡大を防ぎ、1日も早く安心してお部屋に入れる状態を取り戻すことにつながります。
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