
ゴミ屋敷になってしまう人の心理とは
テレビなどのメディアでは、ゴミ屋敷が大きな社会問題になっており頻繁に取り上げられています。
近隣周辺には悪臭や害虫が発生し、床が抜けたり火災の原因になってしまい、大きな迷惑を掛ける事になります。
では、どうして物が捨てられないのでしょうか。
それは、もったいないという心理状態が働いているからだと考えられます。
特に高齢者の多くは戦後、食べるものもなく生活レベルがとても低かったため、現在のような何でも物や情報で溢れている世界とは真逆の中にいました。
その為、壊れていたとしても、食べる事が出来なくなってしまったとしても、「もったいない」という心理が働いてしまい捨てることが出来ないのです。
また、高齢者だけではなく、40代の中高年の方にも増えてきました。
その理由は、家庭や仕事などで溜めこんでしまったストレスが爆発し、精神状態がアンバランスになり当たり前の生活が出来なくなってしまうことにあります。
うつ病などの心の疾患から、ゴミ屋敷化してしまう方もいます。
先延ばしの癖はありませんか
もったいないという心理以外にも、ゴミ屋敷化させてしまうケースはあります。
例えば、何でも先延ばしにしがちな方は「お皿は後で洗おう」「服は後でたたもう」「トイレ掃除は後でしよう」など後回しにする癖がついてしまっている人は、ゴミを指定の日に捨てることができず、どんどん溜め込んでしまいます。
ゴミ屋敷にならない為にも、生活にきっちりとリズムをつけて、ルールを決め守りながら生活をする事が大切です。
ゴミ屋敷の片付けは専門業者を頼るのも吉
すでにゴミ屋敷となってしまった方や、実家親戚の家がゴミ屋敷になってしまった場合、どこから手を付けてよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ゴミ屋敷問題で片悩んでいるご家庭は、本人にいくら片づけて欲しいと訴えても出来ないため、ゴミ屋敷の清掃を専門にしている業者に依頼するのも一つの手です。
ゴミ屋敷で生活をしている本人には居心地の良い空間である場合もあります。
不要な物と必要な物を区別できない人もいるため、家の不用品を処分して片付けるポイントなどを知っているプロに片づけ方法を教えてもらいながら一緒に行う事が大切です。
すべて人任せにしてしまうと、一時的には片付いてもすぐに元に戻ってしまう可能性が高いです。
不衛生な環境を目の当たりにし、清潔な居住空間を作るメリットを知ってもらう事が何よりも大切だと思います。