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ゴミ屋敷を作り上げてしまう人の心理とは?寂しさからゴミ屋敷を作り上げてしまうのか?

テレビなどのメディアでは、ゴミ屋敷が大きな社会問題になっており頻繁に取り上げられています。近隣周辺には悪臭や害虫が発生し、床が抜けたり火災の原因になってしまい、大きな迷惑を掛ける事になります。

では、どうして物が捨てられないのでしょうか。

 

ということで今回は、ゴミ屋敷を作り上げてしまう人の心理状態から物が捨てられない理由についてご説明していきます。

ゴミ屋敷になってしまう人の心理とは

ゴミ屋敷になってしまう人の心理について 2
ゴミ屋敷になってしまう人の心理は以下のようなことが考えられます。

 

  • ●もったいないという心理状態がゴミ屋敷を作り出す
  • ●日頃のストレスからくる心の疾患がゴミ屋敷を作り出す
  • ●先延ばしの癖がゴミ屋敷を作り出す
  • ●潔癖症からゴミを捨てられず、ゴミ屋敷化を作り出す
  • ●孤独からくる寂しさがゴミ屋敷を作り出す

 

それぞれについて簡単にご説明していきます。

 

もったいないという心理状態がゴミ屋敷を作り出す

もったいないという心理状態が働いているからゴミ屋敷になるのだと考えられます。特に高齢者の多くは戦後、食べるものもなく生活レベルがとても低かったため、現在のような何でも物や情報で溢れている世界とは真逆の中にいました。

 

その為、壊れていたとしても、食べる事が出来なくなってしまったとしても、「もったいない」という心理が働いてしまい捨てることが出来ないのです。

日頃のストレスからくる心の疾患がゴミ屋敷を作り出す

また、高齢者だけではなく、40代の中高年の方にも増えてきました。その理由は、家庭や仕事などで溜めこんでしまったストレスが爆発し、精神状態がアンバランスになり当たり前の生活が出来なくなってしまうことにあります。

 

うつ病などの心の疾患から、ゴミ屋敷化してしまう方もいます。

先延ばしの癖がゴミ屋敷を作り出す

もったいないという心理以外にも、ゴミ屋敷化させてしまうケースはあります。例えば、何でも先延ばしにしがちな方は「お皿は後で洗おう」「服は後でたたもう」「トイレ掃除は後でしよう」など後回しにする癖がついてしまっている人は、ゴミを指定の日に捨てることができず、どんどん溜め込んでしまいます。

 

ゴミ屋敷にならない為にも、生活にきっちりとリズムをつけて、ルールを決め守りながら生活をする事が大切です。

潔癖症からゴミを捨てられず、ゴミ屋敷化を作り出す

世の中の人には、汚いものに触りたくないという人もいます。一般的に、そのような人を「潔癖症」と呼びますが、潔癖症が原因でゴミ屋敷を作り出すことがあります。

 

潔癖症の人は、汚いものに触れたくないという気持ちから、部屋の掃除ができないという人がいます。一見矛盾しているようですが、潔癖症でゴミ屋敷を作り出す人は実際にいます。このような人は、行き過ぎた潔癖症があるため心理カウンセリングを受ける必要性があるでしょう。

孤独からくる寂しさがゴミ屋敷を作り出す。

ゴミ屋敷を作り出す人の多くが、孤独からくるものだということが多いです。誰とも付き合いのないような高齢者がよくテレビに出るケースが非常に多いのは、高齢者ほど周囲との関わりが少ないため、ゴミ屋敷を作り出しやすいからです。

 

孤独からくるストレスを回避するために、ゴミ収集しているというのは理由として考えられるでしょう。ゴミ屋敷を作り出してしまう人は、以下のような理由から孤独に陥ることがあるようです。

 

  • 仕事の人間関係が上手くいかずに、会社を辞めてしまう
  • 家族との関係が悪い
  • 夫婦関係が上手く続かず、離婚してしまった
  • 仕事が見つからず、引きこもりになってしまっている
  • いじめを受けた経験が原因で、人間関係を築けなくなっている

 

上記のような理由から引きこもりになってしまい、ゴミ屋敷を作り出すようです。このような事態を避けるには家族や友人とこまめにコミュニケーションを取る必要があります。

ゴミ屋敷になってしまう心理状態の人を救い出す方法とは

ゴミ屋敷になってしまう人の心理について 3
ゴミ屋敷になってしまう心理状態の人を救い出すには以下の方法が考えられます。

 

  • ●ゴミ屋敷に住んでいる人と積極的にコミュニケーションを図る
  • ●一緒にゴミを捨てていく
  • ●ゴミ屋敷の片づけを不用品回収業者へ依頼する

 

それぞれ簡単にご説明していきます。

 

ゴミ屋敷に住んでいる人と積極的にコミュニケーションを図る

ゴミ屋敷に住んでいる人と積極的にコミュニケーションを図ることで、相手の心理状態を理解してあげることは非常に重要です。「物に思い入れがある」、「物を捨てることはできない」など話していくとゴミ屋敷に住んでいる人の気持ちを知ることができます。

 

ここで注意点として、決して説教をしてはいけないということです。説教をしても喧嘩になる可能性が高いため、相手の話をしっかり理解したことを態度で示すことが重要です。話を聞いていくうちに打ち解けてこちらの話に耳を傾けてくれるかもしれません。

一緒にゴミを捨てていく

積極的にコミュニケーションを図っていくと、「ゴミを捨てたいけど、捨てられなくなってしまった」という話を聞くかもしれません。そういうときは、一緒にゴミを捨ててあげると良いでしょう。

 

あまりのゴミの量で自分一人では処分することが難しいと感じているかもしれません。「ゴミ捨て手伝うので、一緒に片づけていきませんか?」と一言声をかけてあげると、ゴミ捨てに積極的になるかもしれません。一度、ゴミ捨ての手伝いを申し出てみましょう。

ゴミ屋敷の片づけを不用品回収業者へ依頼する

すでにゴミ屋敷となってしまった方や、実家親戚の家がゴミ屋敷になってしまった場合、どこから手を付けてよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ゴミ屋敷問題で片悩んでいるご家庭は、本人にいくら片づけて欲しいと訴えても出来ないため、ゴミ屋敷の清掃を専門にしている業者に依頼するのも一つの手です。

 

ゴミ屋敷で生活をしている本人には居心地の良い空間である場合もあります。不要な物と必要な物を区別できない人もいるため、家の不用品を処分して片付けるポイントなどを知っているプロに片づけ方法を教えてもらいながら一緒に行う事が大切です。

 

すべて人任せにしてしまうと、一時的には片付いてもすぐに元に戻ってしまう可能性が高いです。不衛生な環境を目の当たりにし、清潔な居住空間を作るメリットを知ってもらう事が何よりも大切だと思います。

ゴミ屋敷になってしまう人の心理状態を考慮してあげましょう

いかがでしたでしょうか?ゴミ屋敷になってしまう人の心理状態をまとめると以下の通りです。

 

●もったいないという心理状態がゴミ屋敷を作り出す
●日頃のストレスからくる心の疾患がゴミ屋敷を作り出す
●先延ばしの癖がゴミ屋敷を作り出す
●潔癖症からゴミを捨てられず、ゴミ屋敷化を作り出す
●孤独からくる寂しさがゴミ屋敷を作り出す

 

このような心理状態をしっかり理解したうえで、以下のような対応を取ると問題解決できるでしょう。

 

●ゴミ屋敷に住んでいる人と積極的にコミュニケーションを図る
●一緒にゴミを捨てていく
●ゴミ屋敷の片づけを不用品回収業者へ依頼する

 

「ゴミの片づけをしたいけど時間がない」という人は不用品回収業者へ依頼すると良いでしょう。ゴミ屋敷に住んでいる人のことを邪険せずに、お互い理解し合って解決へ導きましょう。

 

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