ゴミ屋敷を売却する方法。高く売る？早く売る？3つの方法を専門家が解説

所有する不動産がゴミ屋敷だった場合、売却したいと思ってもゴミの処分や更地にするなどの作業が必要で売るまでに時間がかかります。できるだけ早く手放して高く売却したいと思う方もいるでしょう。また、そもそも普通の不動産会社でゴミ屋敷は売却できるのでしょうか。

本記事では、ゴミ屋敷を売却する方法やかかる費用、どこに売却すればいいのかなどについて解説します。ゴミ屋敷の売却に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

目次

1. ゴミ屋敷を売却する方法は3つ
2. ゴミを処分してから売却する
3. ゴミ屋敷を解体して更地で売却する
4. ゴミ屋敷のまま売却する
5. ゴミ屋敷を売却するためにかかる費用
6. ゴミや家財道具の処分費用
7. 不動産売却にかかる諸費用
8. 解体する場合は解体工事費用
9. ゴミ屋敷の売却は専門の買取業者がおすすめ。その理由は？
10. すぐに手放せる
11. ゴミを処分する手間や費用がかからない
12. 売却後の売主責任を問わない
13. 関西クリーンサービスならゴミ屋敷を現状のまま買取ります！
14. ゴミ屋敷片付け、クリーニングから不動産買取まで一気通貫で対応
15. あらゆる訳あり物件の買取実績多数
16. 弁護士・行政書士・司法書士、法律の専門家と連携
17. 実際の事例　ゴミ屋敷をありのまま買取。ご自身では困難だった事情とは
18. 【まとめ】ゴミ屋敷の売却で迷ったら、まずは専門業者に相談

ゴミ屋敷を売却する方法は3つ

ゴミ屋敷を売却する方法は3つあります。

それぞれについて、解説していきます。

ゴミを処分してから売却する

不動産を売却しようとする際、原則として住んでいた人の私物はその人の責任で処分しなくてはなりません。ゴミも同じです。

ゴミ屋敷のゴミを処分してから売却するまでの手順は、次の通りです。

長年のゴミが蓄積している不動産の場合、自力で処分するのは困難な状況もあります。自力で難しい場合は、業者に依頼してゴミの処分をするのもひとつの方法です。

売却価格は仲介か買取かなど諸々の条件で異なりますが、ゴミを処分して建物に大きな損傷がなければ、一般的な不動産と同等に売却することが期待できます。

ゴミ屋敷を解体して更地で売却する

ゴミ屋敷を更地にしてから売却する方法もあります。築年数が長く古い家の場合は、更地にしたほうが売却しやすいでしょう。

しかし、解体前にゴミや家財道具の処分が必要なため、費用と時間がかかります。ゴミ屋敷を更地にして売却する手順は次の通りです。

更地にする場合のデメリットは、片付けや更地にするための工事費用がかかる点です。売却価格を上回る可能性があるため、あらかじめ見積もりを出してもらうとよいでしょう。

ゴミ屋敷のまま売却する

中にはゴミ屋敷のまま直接買取する訳あり物件に対応した専門の不動産会社があります。売却する手順は次の通りです。

一般的な不動産会社ではゴミ屋敷のまま売却するのは難しいですが、ゴミ屋敷のまま専門業者に売却すると、ゴミや家財道具を片づける手間をかけずに即現金化できることが大きなメリットです。

ゴミ屋敷を売却するためにかかる費用

ゴミ屋敷を売却するには先述のとおりゴミの処分や解体など、様々な手間や費用がかかるケースがあります。ここでは、ゴミ屋敷の売却にかかる主な3つの費用について解説します。

• ゴミや家財道具の処分費用
• 不動産売却にかかる諸費用
• 解体する場合は解体工事費用
  

ゴミや家財道具の処分費用

ゴミや家財道具の処分費用がどのくらいかかるのか気になる人は多いでしょう。専門のゴミ処分業者に依頼するか、自分でおこなうのかによっても費用は変わります。

業者に依頼した場合、部屋の広さやゴミの量によって作業員の人数や作業にかかる時間、ゴミを処分する処理費などが変わるため、場合によっては大きな費用負担が発生します。

複数の業者に相見積もりをとり、希望に合った信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

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2023.03.10

• ゴミ屋敷

不動産売却にかかる諸費用

不動産売却にかかる諸費用は、仲介手数料・譲渡所得税・印紙税・住宅ローン返済手数料・登記費用・その他費用の6つがあります。

これらは売却価格などによって違いがあり、また条件によっては控除を受けられることもあります。専門の知識をもった不動産会社に確認するといいでしょう。

主な諸費用は以下のとおりです。

必要な費用	詳細
仲介手数料	仲介手数料は、仲介した物件が「売れた場合」に不動産会社に支払います。手数料は売却価格により3.3％～5.5％が上限です。
譲渡所得税	不動産を売却した利益を「譲渡所得」といいます。これには所得税と住民税がかかり、それを総称したものが譲渡所得税です。
印紙税	文書に負担を求める文書課税が「印紙税」です。不動産を売却するときの「不動産売買契約書」に印紙を貼り納税したことになります。
住宅ローン返済手数料	住宅ローンを返済中の不動産を売却するとき、一括返済の必要があります。金融機関により1万円～3万円程度の住宅ローン返済手数料がかかることがあります。
登記費用	住宅ローンを返済したときは、登記簿上の抵当権を抹消する手続きをします。そのときに必要になるのが登記費用です。
その他の費用	ハウスクリーニング費用 測量費用　　など

解体する場合は解体工事費用

ゴミ屋敷を解体する場合には解体工事費用が必要です。一般的には、木造・鉄骨・鉄筋など構造で変わります。構造別の1坪当たりの解体費用と40坪を解体した場合のおおよその費用例は以下の通りです。

構造	1坪あたりの解体費用	40坪の建物を解体した場合
木造	3～6万円	120～240万円
鉄骨	3.5～7万円	140～280万円
RC鉄筋コンクリート	6～8万円	240～320万円

※解体業者によって費用が異なります。

木造の建築物は柔らかい構造のため壊しやすく、費用が安くなります。鉄骨、RC鉄筋コンクリートなどは壊しにくく、作業に時間がかかり効率も下がるため高くなる傾向です。加えて解体後に更地にする場合は、庭木の伐採費用や整地費用などがかかってきます。

解体費用が更地の売却費用を超えてしまう場合があるので、慎重に検討しましょう。

ゴミ屋敷の売却は専門の買取業者がおすすめ。その理由は？

ゴミ屋敷の売却をする場合、専門の買取業者への依頼がおすすめです。その理由は以下の3つがあります。

• すぐに手放せる
• ゴミを処分する手間や費用がかからない
• 売却後の売主責任を問われない

それぞれについて解説します。

すぐに手放せる

ゴミ屋敷を買取業者に依頼すると、楽に売却可能ですぐ手放すことができます。ゴミ屋敷は放置すると近隣にも悪臭や害虫被害などの影響を及ぼす恐れがあり、とても危険です。場合によっては「行政代執行」の対象となるケースも予想されます。

また、ゴミ屋敷が原因で火事が起こったり、近隣住民がケガを負ったりした場合は損害賠償責任を問われかねません。自分が住んでいない不動産でおきた事故の責任を負い、ゴミ処理の費用まで負担するのはとても損です。

これらの理由から、ゴミ屋敷はすぐに手放せる専門の買取業者に売るのが得策と言えるでしょう。

ゴミを処分する手間や費用がかからない

ゴミ屋敷の売却は専門の買取業者に依頼すると、ゴミを処分する手間や費用の負担がかかりません。

ゴミ屋敷などの訳あり物件を専門に扱う買取業者の場合、現状のまま買取ったゴミ屋敷を自社や提携会社の手でゴミを処分し、リフォームをしてから販売します。ゴミが残っている状態でも買取をするため、自分でゴミを処分する手間や費用がかからず、すべてを買取業者にお任せできます。

売却後の売主責任を問わない

ゴミ屋敷の所有権を持っていた場合、買取業者に売却してしまえば「契約不適合責任」が買取業者に移ります。買主は不動産業者になるため、その後の売主責任を問われません。

「契約不適合責任」とは不動産を引き渡した後に、契約内容に記載されていない建物の不備や不具合が発覚した場合「契約内容に適合していない」として、売主は買主による契約解除や損害賠償請求に応じなければならない制度です。

ゴミ屋敷を専門業者に売却してしまえば「契約不適合責任」が買取業者に移るので、その後のトラブルに対応する必要がなくなるため、安心できるでしょう。

関西クリーンサービスならゴミ屋敷を現状のまま買取ります！

ゴミ屋敷の片付けや特殊清掃を行う関西クリーンサービスはグループ会社カンクリ不動産と連携し、不動産売買にも対応しています。ゴミ屋敷をお客様が片づける手間や費用を省き、現状のまま買取します。また、ゴミ屋敷の他にも、孤独死・事件など、あらゆる事故物件の取り扱いをしており、実績が豊富です。

関西クリーンサービスの、ゴミ屋敷買取おすすめポイントは3つあります。

それぞれについて、解説します。

ゴミ屋敷片付け、クリーニングから不動産買取まで一気通貫で対応

創業16年を超える関西クリーンサービスのゴミ屋敷の片付けや特殊清掃の実績は業界トップレベル。さらに、手放したいゴミ屋敷をそのまま買取に対応しています。

そのため、売主様にとっても次の買主様にとっても安心の不動産売買が可能です。ゴミ屋敷の片付け・特殊清掃・リフォームが必要な物件でも、ありのままの状態で買取します。自力では手を付けられないようなゴミ屋敷の問題でを、すべてお任せください。

関西クリーンサービスに依頼すると、ゴミ屋敷を処分するときの片付けや、手続きなどの手間が省けるうえ、すぐに売却可能です。

あらゆる訳あり物件の買取実績多数

関西クリーンサービスは、ゴミ屋敷・孤独死・事件など、あらゆる訳あり物件の買取実績が多数あります。他社では断られてしまった不動産も、どんな状態の不動産でも、気軽にお問い合わせください。自社施工でリフォームまで引き受けているため、スピーディーな対応で安心です。

弁護士・行政書士・司法書士、法律の専門家と連携

関西クリーンサービスは、弁護士・行政書士・司法書士など、あらゆる法律の専門家と連携しています。不動産売却に関わる様々なトラブルや相続などの手続きに、提携する士業専門家とスムーズに連携することが可能です。複雑な手続きにかかる手間や時間を削減できるでしょう。

各専門家と連携していることで、ゴミ屋敷の売却で生じるさまざまな問題にも、柔軟な対応が可能です。

実際の事例　ゴミ屋敷をありのまま買取。ご自身では困難だった事情とは

ローンで購入したマンションをゴミ屋敷にしてしまったというご依頼主様からのご相談です。

ご依頼主様は仕事や人間関係でストレスを抱え、仕事を辞めなくてはならなくなったというご事情を抱えていらっしゃいました。まだ残っているローンは払えなくなり、やむなく手放すことを考えたのだそうです。しかし、ストレスによって部屋はゴミ屋敷状態に。まずはゴミを片づけようと弊社へご相談くださいました。見積りに駆けつけたスタッフはそこで、ご依頼主様から不動産ごと処分したいという事情をお伺いすることに。

ゴミ屋敷を片付けて売却するにあたって、ご依頼主様にはもう一つの悩みがありました。それは清掃会社や不動産会社とのやり取りです。人間関係へのストレスも大きかったことから、業者とのやり取りも懸念しておられたのでしょう。

スタッフがゴミ屋敷のまま不動産を売却することをご提案すると、「できればそうしたい」とのこと。ご依頼主様はゴミ屋敷をありのまま売却できるサービスがあることをご存じではなかったご様子です。さっそく調査を行い、査定さていただきました。

こうして、ご依頼へとなりました。

部屋の中には必要なものもあるため、まずはゴミや不用品の処分に取り掛かります。作業は一日で終了し、その後売買契約へと進み、お見積りに伺ってから約1ヶ月で決済完了です。

弊社と不動産を扱うグループ会社のカンクリ不動産では物件買取後、主に水回り設備のリフォームを行い、販売へと至りました。

【まとめ】ゴミ屋敷の売却で迷ったら、まずは専門業者に相談

今回はゴミ屋敷の買取について紹介しました。ゴミ屋敷を専門業者で売却すると、ゴミを処分する手間がかからず、高い価格で売却することができます。

関西クリーンサービスは、ゴミ屋敷を現状のまま買取・片付け・クリーニング・リフォームまでを自社で施工しています。そのままの状態で、ゴミ屋敷をすぐに手放して現金化したいときにおすすめです。

ゴミ屋敷の売却にお困りの際は、訳あり物件の取り扱い経験が豊富な「関西クリーンサービス」にぜひご相談ください。