尼崎市社会福祉協議会
2025年5月27日
- 主催:
- 尼崎市社会福祉協議会 立花支部さま
令和7年度 高齢者等見守り安心事業研修会「無縁社会ゼロをめざして~各方面からの一歩~」に、講師として登壇いたしました。
私がこれまで目の当たりにしてきた孤立死・孤独死の現場。そこには、いつも「もっと早く誰かが気付いていれば」という、やり場のない思いが残ります。「まさか自分の家族が」…そう語るご遺族の言葉が、この問題の根深さを物語っています。
講演では、高齢者等を見守る側の高齢化や人材不足などで、ご高齢者の見守り活動の継続が危うい地域も多々あるという現状を踏まえ、「孤立死・孤独死」の深刻な実情や、問題の背景に潜む「孤立化問題」についてお話しさせていただきました。
今回の講演が、こうした実情をお伝えすると共に、挨拶や声かけといった日常の小さな交流が、社会的孤立や高齢者の閉じこもりを防ぐ第一歩となることを再認識し、改めて「人と人との繋がりの大切さ」や、地域活動の尊さを見つめ直すキッカケになることを心から願っています。